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「通勤のしやすさ」これが不動産の価格を決めている。でも、それも変わってくる?

September 21, 2016

現在、既に定年退職をされた高齢者の方の中にも、現役時代は通勤で毎日電車に乗っていた、という方は多いでしょう。

 

しかもこの通勤電車、ラッシュの時には満員で座れないどころか、立っているのも押されまくって辛い、という場合が多いです。

 

私も会社員時代は東京の茅場町まで、高崎線と日比谷線を乗り継いで通っていました。

いまでも覚えていますが、朝の高崎線も日比谷線もメチャクチャ混むんですよね〜。

ラッシュ時は気をつけてはいたのですが、日比谷線の人混みで押されて、バックに入れていた会社のノートパソコンの液晶が、一度壊れたことがあります。

正月明けの出社でしたが、本当にグッタリしましたね〜。

それも、今となっては良い思い出です!

 

日本では、勤務する会社や通学している学校に電車を利用して通うということが本当に多いと思います。

私が住んだことのあるポーランドやアメリカでは、バスが多かったですね。

ロシアやウクライナでは、モスクワやキエフ、ハリコフなどの大都市部におりましたので、メトロやトランバーイが通勤通学の主な手段でした。

 

さて、今回のテーマですが、それは私たちの資産の大きな部分を占める不動産の価格についてです。

 

日本の不動産の価格についてですが、土地付きの自宅でもマンションでも、このブログの最初にお話しした「会社への通勤時間」が価格を決める上で大きな要素になっています。

そして特に日本の3大都市圏では、会社員として通勤が電車の場合が多いという事情を反映して、「自宅からの駅までのアクセス」がとても重要な要素になってきます。

 

かつては“高嶺の花”ニュータウン いまは地価8分の1 一挙に高齢化〈AERA〉

 

記事を抜粋しますと「かつて『多摩の田園調布』の異名をとった高級住宅地が、東京都多摩市にある。 その名は「桜ケ丘住宅地」。 最寄り駅は、新宿から京王線特急で約30分の「聖蹟(せいせき)桜ケ丘駅」。駅を出て坂道を上ると、山を切り崩して造成された場所に家々が整然と並んでいる。」

 

しかし、この高級住宅地が「いまは(バブル期と比較して)地価8分の1」となっています。

 

その理由は何でしょうか。

 

記事では、そこに住む住民が高齢化して、空き家も増え治安も心配との内容が続きますが、その「最大の要因が、坂道だ。住宅地までは駅から大きく曲がりくねった急勾配の坂道が1キロ近く続く。高低差は約50メートルあり、歩くと中心部まで20分近くかかる。若い世代はこの坂道を嫌い、成人すると街を出た。」とあります。

 

やはり、通勤で使う駅までのアクセスが良くないと、働いている若い世代が出て行ってしまう、ということのようです。

 

もう一つの記事を紹介いたします。

 

4千万円マンションの35年ローン完済時、資産価値8百万円で廃墟化…物件で2千万の差

 

この記事も、ちょうど日付を同じくして9月21日付の記事です。

 

記事は「(今から35年前、団塊の世代は30代前半)その団塊の世代に属し、ほどほどの企業に勤める2人のサラリーマンが、東京でマンションを買うことにした。そして2人とも、当時としてはかなり思い切った価格である4000万円前後の高級マンションを購入した。それぞれ親からの援助もあったが、購入資金の大半は住宅ローン。もちろん、35年返済だ。 今、彼らは共にそのローンを無事完済できた。残されたのは築35年のやや老朽化した中古マンション。子どもは巣立ち、住んでいるのは団塊の夫妻のみ。『このマンション、いくらで売れるのかしら』」というところから始まっている。

 

結論からお伝えすると、「A氏のマンションは3200万円。B氏のマンションは800万円。その差は2400万円。」

 

その理由は「B氏は35年前の時点で、通勤時間は多少長くなるが家族が伸び伸びと暮らせる郊外の広々としたマイホームを選んだにすぎない。A氏は手狭であっても、通勤しやすくて便利な場所のマンションを購入し、35年の年月をやや窮屈な思いを我慢しながら暮らしてきた。 35年前なら、この両者の選択は共に何も間違っていなかった。お互いの価値観に従っただけである。しかし、35年後には大きな『格差』となった。」とのことです。

 

ここでやはりポイントになるのは、「通勤時間」「通勤しやすさ」です。

 

今回、2つの記事を読みまして、改めて不動産の価格を決定する大きな要素が「通勤のしやすさ」、すなわち、三大都市圏での通勤で電車を使うことが多い日本の状況下では「駅までのアクセス」であり、その一つの条件が非常に大きな意味を持っている、ということです。

 

よく海外の人と比べて、日本人の男性は「会社人間」の人が多いと言われています。

今の言葉で言うと、「社畜」というのでしょうか?

人生での価値観の大半が「会社」に由来する「企業戦士」「モーレツ社員」という人が、やはり多いのですね。

 

その「会社人間」の方々の考えが、現在の不動産の価値観を決めてきた、といるかもしれません。

 

それは「会社人間」としての「いかに早く、快適に自分の会社に着けるか」という思考が根底にあり、そのから導き出される不動産に対する価値観です。

 

 

しかし当然ですが、定年を迎えて会社を退職し通勤が必要でなくなれば、その価値観は通用しなくなります。

「通勤のしやすさ」などはどうでもいい、と言いますか、必要ではなくなりますので、重要な要素ではなくなるわけです。

 

長年勤めていた会社を定年退職をして会社人生を卒業した時に、「会社人間」としての「通勤」をメインとしていた価値観から、大きな転換を迫られるのかしれません。

 

その時には、何か別の、ご近所さんとの触れ合いや健康的な自然環境など、違った価値観を不動産に求めるようになるのでしょうか。

最近、本屋さんの店頭でも「田舎暮らし」や「週末移住」というような、雑誌や本を見かけるようにもなりました。

 

 

戸建住宅やマンションなどの不動産の価格について、これまでのような「駅までのアクセス」を中心とした不動産の価格体系は残っていくでしょう。

しかし今後は、「通勤」に左右されない価値観を持たれる高齢者の方々が益々増えていきますから、これまでとは異なる考え方も現れてくるかもしれませんね〜。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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