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外国人介護士を全面解禁=関連2法成立、実習も受け入れ


いよいよ来ましたね、外国人介護士の全面解禁と外国人介護実習生の受け入れ!

外国人介護士を全面解禁=関連2法成立、実習も受け入れ

少子高齢化が刻一刻と進み、団塊の世代の方々が日増しに後期高齢者世代に突入していく現在、「誰が介護をするのか?」という切羽詰まった状況に、「もはやこの道しかない」との国会議員の先生方の答えでしょうか。

外国人介護士や介護実習生を受け入れると、どうなっていくと皆さんは思われますか?

私はアジアから来た外国人の介護士を、時たま病院や施設で目にする機会があります。

彼女らは利用者さんが転院でその病院を去る時に、利用者さんの車椅子と同じ高さまでしゃがんで、利用者さんを肩を抱いてハグをしたり、お別れの言葉をかけて握手したりと、親愛の情のこもった接し方をされている人もいます。

車椅子の後ろから見ていますと利用者さんもその彼らの姿勢に、感じ入るところがあるようでした。

彼らの日本語は確かにネイティブではないですので辿々しいところはありますが、でも私が見る限りでは、多くの利用者さんにとってそれほど大きな問題になるようではありませんでした。

ただ一番根底にある問題は、彼ら彼女らが日本に介護士や介護実習生として来日するのは、「日本のお給料が魅力的だから」という点があると思います。

日本国内では、介護業界の収入は全業界の平均収入と比較して低く、業務に対して魅力が薄いと言われていますが、日本にやってくる彼ら彼女らの母国の平均給与と比較すれば、やはり日本の介護業界の給料の金額は高く魅力的なのでしょう。

以前に南米から日系のブラジル人が日本の自動車工場に出稼ぎに来ていましたが、実は少し前に多くの日系ブラジル人が帰国してしまった、ということがあったようです。

その原因は、彼らの祖国ブラジルでも経済発展に伴い景気が良くなり、「ブラジル国内で仕事が見つかるようになったからだ」とのことした。

(今現在はブラジル経済が急速に失速した上、円高も後押しして、また日系ブラジル人の来日も増えているそうです。)

そのことから不安に思うのは、日本に介護士や介護実習生としてこられる外国人の彼らも「彼らの祖国が経済発展して仕事が得られるようになれば、また自らの母国にすぐにでも帰って行ってしまうのではないか?」ということです。

やはり「一時的な出稼ぎ」という面は強くあると考えられます。

彼らが急に相次いで帰国してしまった場合には、残された介護現場はどうなるのでしょう?

また、彼らに介護士、介護実習生として働く門戸を開けば、日本の魅力的な円でのお給料につられて、「人数的に」多くの外国人がやってくることも考えられます。

現在は介護業界として人材の需要が大きいですが、この状況が彼らの登場によって逆転して介護士の「供給過多」とまでは行かなくても、人材の「需要が十分に満たされる」かもしれません。

その場合、介護業界の「人材の需要と供給」関係による給与への影響を考えると、「いつでも十分に人が集まるならば給与を上げる必要はないだろう」と経営側は考えると思います。

そうなると今後、外国人介護士と現場で共に働く日本人介護士の給与も、あまり大きく上昇することは考えづらいでしょう。

今でさえ多くの日本人にとって介護業界は、「仕事がキツイ割に給与が少ない」と考えられています。

もしかすると外国人労働者が介護士として多く就労し始めるほど、日本人労働者で「介護士として介護現場で働く」という選択をする人の数が、反比例して減っていくのかもしれません。

外国の人にも介護現場を任せざるを得ない今日の状況ではありますが、待遇などを工夫してでも「しっかりと日本人介護士を大切に育てていく必要がある」と思います。

もし外国人の介護士に頼りきってしまうような状況になれば、彼らが日本人として帰化して介護現場に留まってくれることがない限り、将来に経済状況の変化や国家間の関係の悪化などで彼らが急に帰国してしまい、「介護する人が誰もいなくなりました」というようなリスクに直面することになるかもしれません。


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