皆さま、こんにちは。
本格的に春の陽気になって来ましたね。
もうコートやダウンジャケットはしまっても良いなーって実感しているこの頃です。
実は昨日、タイトルにもあるように2年4ヶ月ぶりに富士山へ外国からのお客さまをご案内して来ました。
まだ外国から直接日本へ観光には来られませんので、お客さまは日本在住の英語圏のお客様でした。
久しぶりに富士山に行ったのですが、いろいろと変化している事があり、コロナ禍の最中にも春を待つように、コロナ明けの観光再開を目指して色々と準備されているんだな、と感じることが多かったです。
特に新倉山浅間公園の忠霊塔の写真撮影のメッカは、もの凄く綺麗に整備されていました。
以前は土の斜面に木の根っこなどが剥き出しのちょっとワイルドな場所に板が張ってあるような感じでしたが、今回は行ってびっくり!まるで小さなスタジアムの観客席か?と思えるほど綺麗になっていました。
まさに桜が満開の時期でしたので、最高の絶景ポイントは人数制限と時間制限が行われていました。1回に入れる人数は30人くらいで、絶景ポイントに滞在できる時間は5分でした。
もっと見たい!写真を撮りたい!という人は、もう一度、順番の列に並び直す必要があります。
私たちが訪れたのは月曜日でしたので、待ち時間は10分程度でしたが、現場の係員さんの話によると前日の日曜日は2時間近く待ったらしいですね。
その時に撮った写真がこれです。
自分が持っていたスマホでパシャっと軽く撮りました。
もっと良いカメラでアングルにも気をつかえば、さらに良い写真が撮れたでしょう。
デジタル一眼レフカメラ首からかけている人も何人かいらっしゃいました。
お連れしたお客様もキャノンのデジタル一眼を持って来られていたので、夢中になってシャッターを切っておられました。
この場所、富士山に桜、五重塔が渾然一体となり、誰がどう見ても「日本だな!」という絶景の写真が撮れる名スポットなのですが、ただ辿り着くのが本当に厳しい。
階段も準備されているのですが、急勾配の階段が400段近くあります。
スロープのような坂道もあるのですが、坂がキツイ上に長い!
星飛雄馬がウサギ飛びで訓練してそうな場所です。
かなり足腰に自信がある人じゃないと、正直、大変です。
車椅子ユーザーや歩行困難者のための駐車場スペースがあるにはあるのですが、桜が咲く時期には桜祭りが開催されており、桜祭りの期間はその駐車スペースは閉鎖になります。
では、歩くのが厳しい人はそもそもたどり着く事ができないのか?というと、そんなことはなく富士吉田市が障害者手帳をお持ちの方向けに特別にシャトルタクシーを運行しています。
このタクシーは麓の一番近い障害者用の駐車場から出発して、山頂の忠霊塔のすぐ下の駐車場(桜祭り等の期間以外は障害者用の駐車場となっている)へ案内してくれます。
利用料金は1人1回500円で乗れて、もの凄く便利で魅力的なのですが、日本の障害者手帳がないと残念ながら利用する事ができません。
今回の外国からのお客さまは祖国でのディスアビリティカードはお持ちでしたが、日本の障害者手帳はお持ちではありませんでした。
でも最近も足の手術をしており、杖を使っても80〜100メートル歩くのがやっとの状態の方でした。
そこで、事前に富士吉田市の担当部署に電話で確認したところ「基本は日本の障害者手帳がないとお乗り頂けない。ただ、現地で状況を見させて頂いての判断になる」とのお話がありました。
お客さまにそのことを説明したところ、当日にはディスアビリティカードの他に医師による手術関連の資料まで持って来られました。
現地でお客様の状況を説明したところ、手術の資料など見せるまでもなく、富士吉田市の現地のスタッフの方々が非常に快く対応して頂き、無事にシャトルタクシーに乗って山頂に着く事ができました。
お客様もとても喜んでおられて、私も嬉しかったですね!
本当に素晴らしい対応をして下さった富士吉田市の駐車場のスタッフの皆さまには感謝です!!!!
新倉山浅間公園の忠霊塔での体験があまりに素晴らしかったのですが、その後にも素敵な場所を訪れました。
忍野八海と大石公園です。
忍野八海もワンダフルでしたね。
お店の中にあるトイレもすごい綺麗になっていました!
そして最後に大石公園。
2016年ごろはそれほど観光客は多くなかった印象があるのですが、今回も駐車場はいっぱいでしたね。
河口湖の沿って歩ける道があるのですが、そこが河口湖を前景に雄大な富士山を写真に収めることが出来る絶景ポイントなんです。今回行ったところ、そこに「花街道」という名前を示すプレートが立っていました。
実は事前にお客様から「大石パークのフラワーロードに連れて行って欲しい」と要望があったのですが、「????」の状態でした。
大石公園はそれこそ何十回も行っているのですが、いつの間にかにあの細い沿道に「花街道」(フラワーロード)って名前がついていたんですね。
素敵な名前です!
今回、英語圏のお客様を富士山へ案内して改めて思ったのは、「あぁ、外国からのお客さまを日本の素晴らしい場所にご案内できるのは『make your day』のお手伝いだけど、本当は『make my day』になってるなぁ」ということでした。
早く全世界でコロナ禍が過ぎ去ると良いですね。
その日が来るのが待ち遠しいです!
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