皆さま、こんにちは。
いかがお過ごしでしょうか。
今日は大きなニュースが2つありました。
私にとってはとてもショッキングな内容でしたので、皆さまにもご紹介したいと思います。
一つは新型コロナの変異株のウィルスにはワクチンが効かない、というものです。
2021年4月15日付のロイターの記事です。
記事のポイント紹介します。
「新型コロナウイルスによる死者数が急増しているブラジルで最初に見つかった、感染力の強い変異株『P1』。公的研究機関のオズワルドクルズ財団によると、新型コロナが体内侵入する際に重要な『スパイクタンパク質』が変化し、免疫を逃れるメカニズムを作っているという。
ブラジルではこの変異株『P1』が急速に拡大。死者数は35万人を超え、米国につぎ世界第2位となった。
ブラジルでは若年層の重症化も増加。3月、ICUのコロナ患者の半分以上が40歳以下だったという。」
更にもう一つの記事です。
こちらは4月12日付のロイターの記事です。
「南アフリカで発見された新型コロナウイルスの変異株は、米ファイザー/独ビオンテック製のワクチンが提供する免疫をすり抜ける恐れがある──。イスラエルのテルアビブ大学と同国最大の健康保健機構クラリットが10日公表した研究調査で、こうした見方が示された。」
ブラジル変異株も南アフリカ変異株も、ワクチンの効果が損なわれる恐れがある、とのこと。
ワクチンが唯一の希望である現在のコロナ禍の苦境において、そのワクチン接種の効果までも疑問符が付けられてしまっては、一体何に希望を見つけたら良いのでしょうか。
このような状況になると、日本は島国ですので海外からの変異株の流入を極力抑えることによって、日本国内での変異株による感染拡大から守る必要が出てきます。
そこで、本日、いよいよ自民党の二階幹事長が動きました。
これがショッキングな2つ目のニュースですが、4月15日付の毎日新聞の記事をご紹介しましょう。
「新型コロナウイルスの感染拡大が収まらない場合の東京オリンピック・パラリンピック(オリパラ)の開催について、二階氏は『これ以上とても無理だということだったら、これはもうスパッとやめなきゃいけない』と語り、感染状況次第では開催中止も選択肢になるとの考えを示した。
『国民の同意を得て盛り上げていくことは日本にとって大事だし、チャンスだ。ぜひ成功させたい』と開催に期待を寄せる一方で、『(コロナなど)解決すべきテーマがたくさんある』とも指摘した。司会者から中止の選択肢もあるのかを問われて『それは当然だ。オリンピックでこの感染病をまん延させたら、何のためのオリンピックか分からない。そこはその時の判断で良い』とした。」
やはり東京オリンピック・パラリンピックで多くの国々から選手団を日本へ迎え入れるのは変異株による感染拡大を抑える上で得策ではない、ということなのでしょうか。
確かに上記のニュースのあるように、ブラジル変異株や南アフリカ変異株などのようなワクチンの効果を損なうようなウィルスが日本に入ってきたら、恐ろしいことになってしまいます。
いよいよ、日本にとっては世紀の一大イベントである東京オリンピック・パラリンピックの開催に黄信号が灯ってしまいました。
まさかオリンピックを1年延長した上でこんなことになるなんて、本当に想像できませんでしたね…。
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